ヒプノセラピー体験談(インナーチャイルドの癒し)

● ヒプノセラピー体験談(インナーチャイルドの癒し)

「インナーチャイルド」とは、「内なる子供」と訳されますが、具体的には子供時代の頃の記憶や心情、感傷の事を指します。

子供時代の経験が大人になっても大きな影響している人の場合、インナーチャイルドを癒すと効果があらわれます。

受講生からのいただいたインナーチャイルドの癒しの催眠療法の体験談をご紹介します。

インナーチャイルドに会う:大阪市、主婦:

インナーチャイルドの催眠療法を初めて受けました。

ヒーリングをしていただく際、また自分でヒーリングをしている時にも何度かつらい気持ちを思い出して、泣いてしまったことがあるので、今回もそうかな、と思っていました。

若林先生の誘導で、扉の前に立ち、扉を開けると、22年前の実家の子供部屋でした。

まだ10歳の小さい私がそこにいて、とても楽しそうにしていました。

その時の私は、家族に秘密の出来事を持っていて、それがとても大切だったのです。

「秘密」というだけでワクワクしていた年頃でした。

よく顔を見ると、確かに楽しそうではあるのですが、母に分かったらきっと何かを言われる、妹がその秘密を知りたがっていてうっとうしい、自分の自由(プライバシー)を守りたい、と欲求不満を感じているようでした。

小さな私と対面し、話かけると、こう聞いてきました。

「未来の私は幸せですか?」と。

「ええ、色々ありましたけれど、とっても幸せになってますよ」と答えると、とても嬉しそうに「じゃ、今を我慢できます。大丈夫です。」と小さい私は言います。

そこで先生から、小さい私にヒーリングをするように言われ、してみるとみるみる顔が明るくなり、嬉しそうにしていました。

そういえば、私は小さい頃、未来の自分が出てきて、大丈夫よ、と声をかけてもらうことを、よく夢みていました。

小さい私にヒーリングをしている最中、さまざまな景色が出てきました。

もっと小さい私が冬休みに雪が降っているのを眺めながら(ポンポン菓子の車が通っていました)暖かい部屋で宿題の絵を描いているところ。

高学生の私が、明け方、霧に包まれた家の外をまるで知らない世界のようだ、このまま別の世界へ行けないかな、などと期待しながら、親を起こさないよう雨戸をそっと10cmくらい開けて、覗いている風景。

他にもポッカリと切り絵のように「なんだか訳は分からないけど、嬉しくて幸せで、でもいつか終わってしまうせつない」ような気持ちを持っていた自分を思い出しました。

そこにはつらさはなく、胸が締め付けられるような当時の想いもなく、不思議に静かで可愛らしい思い出ばかりを体験しました。

インナーチャイルドが終わった後、先生がおっしゃるには、私はすでに過去のヒーリングが出来ていて、つらい記憶や出来事は浄化できていたので、こうしてよい思い出ばかりになったそうです。

小さい頃夢みた、小さい私に未来の私が「大丈夫だよ」と声をかけてあげれることができて、本当に嬉しかったです。

2006年11月19日

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