物忘れが多いと思っていたら耳が遠くて聞こえていない場合

● 物忘れが多いと思っていたら耳が遠くて聞こえていない場合

こんにちは、若林です。

今日は、物忘れが多くなってきたと思っていたのが、耳が遠くて聞こえていない場合のお話しをします。

Aさんが、お母さんをつれて医療気功を受けに来られた時の話です。

施術の前にAさんが、80歳を超えたお母さんのことを、最近物忘れがひどくなったと言われるのです。

私から見てAさんのお母さんは認知症にはなっていません。お年の割には頭がしっかりされています。

お母さんと私が話しているとき、ちゃんと受け答えされています。

ところがAさんが、お母さんに声をかけているときは、すこしうなずいているようで、Aさんが何を話したか理解できていません。

何か言っているようなので、適当にうなずいていただけなのです。

私とAさんの話し方には大きな違いがあります。

私の場合、お母さんの顔を見ながら、私の声がお母さんの後ろまで届くように意識して話しています。

一方Aさんは、お母さんの方を見ず、下をむきながらお母さんに話をしています。

それでは、お母さんは耳が遠いのでAさんが何を話しているのか聞こえません。

物忘れをしているのではなく、Aさんの声が聞こえていなかっただけです。

私はAさんに、お母さんの顔を見ながら、Aさんの声がお母さんの1メートル後ろまで届くようにと意識して話してくださいとアドバイスしました。

お母さんにAさんの声が聞こえたかどうか聞くと、今度はちゃんと聞こえたそうです。

家ではお母さんはAさんの声があまりはっきりと聞こえていないけど、適当にうなずいていただけなのです。

そのためAさんはお母さんに言ったことをお母さんが覚えていないので、お母さんは物忘れが多いと思ってしまっていたのです。

Aさんに、家ではちゃんとお母さんの顔を見て、自分の声がお母さんの1メートル後ろまで届くように意識して話してくださいとアドバイスしました。

相手の顔をちゃんと見て、自分の声が相手に届くように話し方を変えたら、耳があまり聞こえなくても聞こえるようになります。

お年よりの親と接する場合は、こんなふうに話すといいですね。

歳をとれば誰でも物忘れが多くなっていきます。頭のヒーリングを毎日して、しっかり運動や睡眠を取れば認知症になるのを防いだり、改善することができます。

認知症の症状改善体験談